サスペンス

【おすすめサスペンス】映画『三度目の殺人』ククク…どころか言葉も出ません


どうも、りょうちんです!


本日は第41回日本アカデミー賞で最優秀作品賞にも選ばれた映画『三度目の殺人』について紹介します。

 

さぁ、日本人の皆様が大好きな、「あーでもない、こーでもない」と見終わった後も、それぞれの捉え方や観かたによって、色んな表情になる映画です。

 

決して後味がいい映画ではありませんが、僕なりの解釈を出してみましたので、興味ある方やすでに観たことある方も、僕ともう一度、「あーでもない、こーでもない」と考えてみませんか?

 

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(以下ネタバレと個人的な、ましゃ様愛が含まれますので、温かい気持ちでお付き合い下さい。)

【おすすめサスペンス】映画『三度目の殺人』感想

あらすじ紹介

まず、簡単にあらすじを紹介すると、


それは、ありふれた裁判のはずだった。
殺人の前科がある三隅(役所)が、解雇された工場の社長を殺し、火をつけた容疑で起訴された。
犯行も自白し死刑は確実だったが、弁護を担当することになった重盛(福山)は何とか無期懲役に持ち込むために調査を始める。

何かがおかしい。
調査を進めるにつて、重盛の中で違和感が生まれていく。三隅の供述が、会うたびに変わるのだ。
金目当ての私欲な殺人のはずが、週刊誌では被害者の妻・美津江(斉藤)に頼まれたと答え、動機さえも二転三転していく。
さらには、被害者の娘・咲江(広瀬)と三隅の間に接点が浮かび上がる。
重盛が二人の関係を探っていくうちに、ある秘密にたどり着く。
なぜ殺したのか?本当に彼が殺したのか?
得体のしれない三隅の闇に飲み込まれていく重盛。
弁護に必ずしも真実は必要ない。そう信じていた弁護士が、初めて心の底から知りたいと願う。
その先に待ち受ける慟哭の真実とは?

※HPより抜粋

 

登場人物の紹介

それでは、この映画で重要な登場人物3人にも軽く触れておきます。

 

まず、弁護士の重盛(ましゃ様)
弁護人の気持ちや感情、事件の真実や真相には全く意に介さず、ただただ依頼人の罪を軽くすることが弁護士の価値であって勝ちであると考える弁護士。
娘がいるが、家族とは別居中の様子。
余談だが、ましゃ様自身この時すでに50歳前だが全くそんなことを感じさせないイケメン。




そして、容疑者として捕まった三隅(役所広司)
解雇された工場の社長を殺した容疑で捕まり、犯行も自供しているため、死刑が決まっていたが、会うたびに供述を変えていく。


最後に、三隅が殺した社長の娘である咲江(広瀬すず)
ただの被害者の娘のはずが、三隅との接点が徐々にわかっていく。

重盛の誤算

あらすじからも分かる通り、三隅の殺人をきっかけに話が進んでいくんですが、弁護士である重盛にとっては、「事件の真実や真相は全く関係のないもの」であって、ただただ、依頼人の罪を軽くすることが弁護士にとっての勝利であって、依頼人にとって一番いいこと」だと考えているんです。




そこで、重盛はいつものように「依頼人の罪を軽くする」という結果になるように絵を描いていくんですが、その絵を描いていく途中で、三隅がどんどん供述を変えていく。


最初は、「私がやりました(殺した)」というところから、「私はやっていない(殺していない)」、挙句に「重盛さんはどっちだと思いますか?」なんて聞きだす始末。

 

三隅は犯人なのか?

 

僕も観ていて、普通に「こいつ、頭やばいやつじゃね?」と思うほどで、三隅約の役所さんは迫真の演技も相まって恐怖さえ感じました。

 


重盛も初めは「罪が軽くなる」絵を必至に書こうと進めるんですが、この供述がころころ変わることや、三隅について調べていくうちに、「罪を軽くさえすれば良い」という自分の本来の考えから、「事件の真相」を知りたいと心境もどんどん変化していきます。


実は三隅には過去にも殺人の容疑で捕まった事件があり、その時の裁判では重盛の父親が裁判長を務め、三隅を死刑や無期懲役ではなく、三隅を世に戻る判決をしてしまったことを知ります。


重盛の父もそれを「被害者を増やしてしまった」と語っており、「人は簡単には変わらない」とも重盛に話し、後悔もしている様子で、重盛はますます、三隅という人間が何を考え何を知っているのか?を考えていきます。


実の娘とのやり取り、どんどん明らかになる真実を知ることで、重盛が「三隅は犯人ではないかもしれない。」と思い出した頃、被害者である社長の娘、咲江が三隅と接点があったことにたどり着き、ついには、咲江が父親に性的暴行を受けていたことを咲江の口から聞くことになります。

咲江の過去

そこから、「三隅が咲江のために殺人を犯したのではないか?」という結論に至り、法廷で咲江に父親からの性的暴行を受けていたことを証言してもらうよう話を付けます。


咲江に証言してもらうことを決め、重盛は三隅と最後の面会を行います。

重盛が出した答えとは!?


この最後の面会、観た方はお気づきだったと思いますが、ここまでの面会シーンは画面をちょうど面会ガラスで半分にするように、画面の左側に容疑者である三隅、右側に弁護士である重盛という構図で映されていたんですが、この最後の面会シーンだけお互いの位置が逆になっていて、さらに三隅が重盛を問い詰めるシーンでは、三隅の顔にちょうど重盛の顔が重なるように映されています。

 

おそらく、容疑者であり問い詰められていた三隅と、真実を問い詰めていた重盛との立場が逆転しているといった意味でしょう。


「真実にたどり着いた重盛を、ほんとにそれが正しい真実なのか問い詰める三隅」、ここの演技は両者圧巻で、特に役所さんは「何かが乗り移っている」というほどに鬼気迫る演技で、その演技に引っ張られるように、ましゃ様の表情が言葉では表現できない、哀しいような怒りのような、やり場のない表情がむちゃくちゃカッコいい、この映画の必見ポイントです。

衝撃のラスト!


重盛はこの面会で「咲江が父親から性的暴行を受けていたことで、三隅がそれを助けるために父親を殺した」という真実を法廷で明らかにしようとしますが、三隅はこれを否定し「自分が一人で殺した」と供述、三隅のやり場のない過去から続く怒りや悲しみをぶつけられ、何も言い返すことが出来なかった重盛はそれを承知してしまいます。


そして、全てを話すつもりでいた咲江にも、何も言わないように伝え、法廷で殺人を認めた三隅は死刑を宣告され…。


こうして重盛は、何が真実で何が本当だったのか、結局のところ何もできなかった自分に茫然とするような表情のまま、この殺人事件は幕を閉じます。

【事件考察】真犯人は誰??


駆け足でかなり端折りながらにもなりましたが、だいたいこんな感じの内容です。



ここで、誰もが疑問に思う「この事件の真実と真犯人」について、上で書きましたが僕が思うに、「元々、食品工場の偽造に疑問をもっていた三隅が、咲江が父親から性的暴行を受けていたことを知ったことで、それを助けるためという理由も付けて、裁きという考えで山中光男を殺した、」というのが真実だと思います。




そして、タイトルでもある「三度目の殺人」の三度とはどれか?という疑問に関しての結論も話しますと、僕はこの「三度」というのは全て、今回の咲江の父である山中光男が殺された殺人事件に関している事を示していると思います。

「三度の殺人」について

 

 

三度というぐらいだから、一から順番にありますが、まず、「一度目」は「三隅が山中光男を殺したこと。」


「二度目」は、「性的暴行を三隅に話したことで、咲江が(間接的に)山中光男を殺したと感じていること。」


「三度目」は、「当初、無期懲役(死刑ではない=殺さない)ように考えていた重盛が、三隅を死刑にして殺してしまったこと。」


だと思います。


一度目の三隅の殺人はそのまま見たまんまですが、二度目の咲江の殺人について。


実際に河川敷での三隅の殺害シーンに咲江(重盛も)が出てきますが、これは、実際にいたわけではなく、間接的に関わったという描写でしょう。

その前の雪で遊ぶ三隅と咲江(重盛も)のシーンでも、実際には咲江がいるはずのない時代の話だったし、ここでも、いないと考えるのが自然だと思います。

つまり、咲江自身がこの殺人に関わったと感じていることを印象付けるためだったんじゃないでしょうか。

重盛の変化



そして、三度目の殺人についてですが、重盛は三隅を死刑ではなく罪を軽くすることが出来た可能性は高かったはずです。

 


つまり、死ななくて良い人を殺した。というのが三度目だと思います。

 

実際に動機や証拠不十分であったし「山中光男の妻から頼まれて保険金目当てで殺した」という絵を描けるネタも十分にあった。

しかし、それをしなかった。


真実を知ったことはもちろんですが、また、そう考えるきっかけになったのは、多分、娘が万引きをするシーンが結構序盤にあるんですが、この時、父親である重盛が娘に呼び出されお店に謝りに行きますが、重盛は自信満々に自分が弁護士だと名乗るとお店側は「弁護士相手じゃ…。」と言ってあっさりと引きさがり二人を帰します。

重盛の考え


この世の中では、こういう波風を立てないでおこうとすることがよくあることを重盛も知っている…。


そして、娘と喫茶店で二人っきりになっても、仕事のことばかりで心ここに非ず、口先だけの「お前の父親だから」という言葉に娘が涙する。


今まで自分が仕事でもしてきたように、「依頼人=娘」の「罪=万引き」を軽くして、それで依頼人である娘も満足していると思っていた重盛は、この涙がなんだったのかこの時は全くわからなかったけど、三隅を調べるにつれ、真実とは何かを知っていくにつれて、娘の涙を流す姿を思い出し、「目に映ったものだけが真実ではないかもしれない。」ということに気が付いていく。


そして、そうした波風を立てない世の中を、三隅が嘆き、怒り、重盛に向けてぶつけてきた。


それに何も言えなかった自分は、何もすることが出来ず三隅の死刑をただ傍観しているだけだった。


そう、死なないように出来た人を死なしてしまった=殺してしまった。


だから、重盛は頬を拭ったんだと思います。


3人の演技に引き込まれる



とまぁ、映画を観てない人を少し置いてけぼりになったかもしれませんが、これが僕なりの解釈です。


どうだろう?結構自信あるんだけどな~、是枝監督に一度聞いてみたいですね笑

ちなみに、他に出演されている方ももちろんいますが、もうね、ほぼこの3人の映画と言っても過言ではなく、この3人の演技がマジで凄いです汗



最後の三隅と重盛の面会シーンなんか、もう狂気の沙汰に感じますし、一コマも見逃せない映画で、これから観られる方は心してみてほしい。

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りょうちん
りょうちん
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まとめ


そんな日本アカデミー賞第41回最優秀作品賞、『三度目の殺人』

 

真実とは?正義とは?悪とは?裁判とは?



「今から観ても遅くはありません」あなたの解釈はどうなりましたか??




それでは今日はこの辺りでノシ